はじめに
前回に引き続きミドルウェアを次々に導入していきます。今回はRedmineです。有名なプロジェクト管理ツールですが、導入が面倒なので設定に入る前に心が折れてしまうことがあります。Docker-composeを使えば、すぐに導入でき、初期設定に移れます。
参考サイト
Docker-composeは、パラメータファイル( docker-compose.yml )を作れば、ミドルウェアのダウンロードから簡単な初期設定までを実施してくれる優れものです。サービスの起動/停止もコマンド一つです。とても素晴らしいです。
以下のサイトに主要なミドルウェアのパラメータファイルがあるので、必要に応じて一部アレンジしながら使ってみたいと思います。

Dockerで即実行できる、社内・自宅向けオープンソースWebアプリ - Qiita
デスクトップアプリケーションに比べるとWebアプリケーションの導入は面倒だが、DockerやVagrantの登場によって敷居が低くなっている。誰かがDockerHubへ使いやすいイメージを公開してくれたり、Webアプリの開発元がDoc...
手順
今までの他のツールと同様に、作業ディレクトリを作り、設定ファイルを入れて、
Docker-composeのコマンドを叩くだけです。簡単ですね。
#作業用ディレクトリの作成と移動
mkdir redmine
cd redmine
#テキストエディタを起動し、次の内容を貼り付ける
vim docker-compose.yml
docker-compose.yml の中身は以下の通りです。
version: '2'
services:
redmine:
image: redmine
ports:
- 3000:3000
# build: . #次回以降の記事でコメントアウトを解除します。
environment:
POSTGRES_PORT_5432_TCP: postgres
POSTGRES_ENV_POSTGRES_USER: redmine
POSTGRES_ENV_POSTGRES_PASSWORD: secret
POSTGRES_ENV_POSTGRES_DB: redmine
volumes:
- redmine_data:/usr/src/redmine/files
depends_on:
- postgres
links:
- "postgres:postgres"
networks:
- default
postgres:
image: postgres
environment:
POSTGRES_PASSWORD: secret
POSTGRES_USER: redmine
volumes:
- postgres_data:/var/lib/postgresql/data
volumes:
redmine_data:
driver: local
postgres_data:
driver: local
# 起動
sudo docker-compose -p redmine up -d
#停止する場合
sudo docker-compose -p redmine down
#【注意】
# 実行/停止するときは、停止するミドルウェアのymlファイルのあるディレクトリで実施してください。
# 他のところで実施するとコマンドが失敗するか、別のミドルウェアのymlがある場合、それが止まってしまいます。
動作確認
ブラウザから「http://<coreosのIP>:3000」へアクセスします。
以下の画面が出れば、成功です。

おわりに
Redmineはセットアップも大変ですし、担当者が使えるようになるまでの初期設定が大変なので、そのあたりも、今後の記事でテンプレートなど作ることができればいいなと思います。
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